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□バレンタイン 綱吉×髑髏編
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並中の門の傍でクロームは一人、佇んでいた。
今日は年に一度のバレンタイン
クロームも普通の女の子のように、想い人である綱吉へとチョコレートを渡す為、並盛へと来ていた
待つ事、約数分…
疲れた顔をしながら、ようやく綱吉が校舎から出て来た。
都合の良い事に、周りには何時ものメンバーは居ない
「ボス!!」
「えっ、クローム!?」
駆け寄って来るクロームの姿に綱吉は驚いた
――なんでクロームが…
「あの、コレ…バレンタインのチョコレート…」
「俺に…?」
綺麗にラッピングが施されたチョコレートを差し出される。
まさか、クロームから貰えると思っていなかった綱吉は、純粋に喜んだ
「ありがとう!」
受け取って貰えた事にほっと安心する
「じゃあ、ボスまたね」
帰ろうとするクロームを慌てて引き止める
まだ帰ってもらっては困るのだ