□バレンタイン 綱吉×髑髏編
1ページ/2ページ




並中の門の傍でクロームは一人、佇んでいた。


今日は年に一度のバレンタイン


クロームも普通の女の子のように、想い人である綱吉へとチョコレートを渡す為、並盛へと来ていた


待つ事、約数分…


疲れた顔をしながら、ようやく綱吉が校舎から出て来た。


都合の良い事に、周りには何時ものメンバーは居ない


「ボス!!」


「えっ、クローム!?」


駆け寄って来るクロームの姿に綱吉は驚いた


――なんでクロームが…


「あの、コレ…バレンタインのチョコレート…」


「俺に…?」


綺麗にラッピングが施されたチョコレートを差し出される。


まさか、クロームから貰えると思っていなかった綱吉は、純粋に喜んだ


「ありがとう!」


受け取って貰えた事にほっと安心する


「じゃあ、ボスまたね」


帰ろうとするクロームを慌てて引き止める


まだ帰ってもらっては困るのだ



   
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ