閉所恐怖症



(症状と、その対処方法)

最近では、健康診断時に、MRIとかCTスキャンなど密閉された場所で不安になるという形で現れてくるのが、閉所恐怖症と言われている症状になります。

この症状は、エレベータ、自動車、飛行機といった場所で起こることも多いものです。

いずれも、こういう密閉された場所では、何か起こった時に、すぐにその場から立ち去れないと感じるために、不安になりやすいのだと思います。

つまり、パニック発作の症状が起こった場合に、すぐに助けを求めることが出来ないと感じるところから、恐怖心を感じるのではないかと思います。

パニック障害に悩む人は、対人恐怖症や強迫性障害に悩む人とは違い、信頼出来る人が側にいてくれないと不安になってしまうという傾向が強いものなのです。

そして、このために、奥さんと一緒でないと電車に乗れないという男性も多いものなのです。

また、家でご主人の帰りを一人で待っている時に不安になってしまう主婦の方も多いものなのです。

つまり、こういう傾向から、閉所恐怖症の症状も起こりやすくなるのではないかと思います。

ただ、閉所恐怖症の場合も、その根本原因は神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、予期不安や「死の恐怖」対する「とらわれ」が薄れてくることで、少しずつ改善してくるものなのです。

ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってきます。

つまり、抗うつ剤などの薬を飲めば、これですぐに治るという単純なものではないと言えるのです。

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